probucket

プロバケット

特許出願中

従来のバケット

 油圧ショベルはおよそ50年前にイタリアで発明されましたが、発明以来、バケット容器は油圧シリンダーとリンク機構によって手前に回転し掘削する形態のままです。これを我々は”従来のバケット”とか”固定式バケット”と呼んでいます。  この形態は掘削するための”あるべき理想”の形態だからこそ、発明以来不変であると言えましょう。

次世代のバケット

 現在油圧ショベルはその優れた商品コンセプトと油圧パワーが支持され、土木基礎作業の主役としてこれだけ普及しましたが、更なる可能性を持っています。
 その鍵となるのが、バケットです。
 従来のバケットそのものは掘削するための容器として位置づけられていますが、掘削以外のいろんな仕事をすれば、さらに油圧ショベルの存在感、使い勝手が増すのではないでしょうか。
 そのように考えて従来のバケットと同等に掘削できながら、さらにモノをつかんで回転させる機能を有する多機能で革新的なバケット----------------次世代のバケット-----を開発しました。
 今までの油圧ショベルのバケットをこの新しいバケットに交換すれば、掘削は言うに及ばずそれ以外のいろんな作業にも対応でき、作業工程のスピードアップや効率化に貢献します。もちろん、災害時の人命救助や復旧作業にもコレ1台で臨機応変に対応できることでしょう。

プロバケットについて

 プロバケットはいわゆるアタッチメントと受けとられる方が多いのですが、実を言うと私どもはアタッチメントではなく次世代の標準バケットという捉え方をしております。
 つまり普段、日常は、もちろん掘削作業をメインに、モノをつかんで移動させたり、回転させて向きを調整したい時にもこのバケットで即対応すれば作業がはかどるのではないでしょうか。
 日常で使って頂ける”もっと使えるバケット”を目標にしました。

最大の特徴

 プロバケットの最大の特徴は、ブレーキベアリングです。
 今までの回転式バケットの多くは掘削作業時にバケットシリンダの油圧パワーによってバケットの向きが変えられて掘削出来ないという問題がありましたが、このブレーキベアリングがその問題を解消しました。
 ブレーキベアリング内のリング状の油圧ピストンブレーキが巨大なブレーキトルクを発生させ、バケットの回転を防止します。そのおかげで望む向きにバケットを固定して掘削することが日本で初めて可能になりました。
 なおバケットを機械的に固定させる技術も持ち合わせています。